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おすすめ?必要?不要?ホームインスペクションとは一体?

おすすめ?必要?不要?ホームインスペクションとは一体?

おすすめ?必要?不要?ホームインスペクションとは一体?

ホームインスペクションは「住まいの健康診断!」決して不要ではありません!

 

N研-中尾-
私たちのお客様より、ホームインスペクション診断の報告書(レポート)を受け取られお礼のメールを頂きました。その一部を、そのまま引用させていただきます。

 

このホームインスペクションレポートを見て、人間ドックを1年に1回受診するように、建物につきましても、5年に1回は住宅診断を受けるべきだと思いました。
このレポートにも述べて有りますように、「要経過観察」の内容も有りますし、建物自体、年月を経れば必ず老朽化していきますゆえ。
(N件(中尾建築研究室)ホームページ コラム「床下を覗いたこと、ありますか?」より)

ご年配のお客様ですが、お住まいの診断を受けてのご感想です。ここで、お住まいの診断を「人間ドックを受診するように」と、たとえておられます。住宅は「年月を経れば必ず老朽化していきます」とも。ホームインスペクションとは、つまりこのたとえのように、「住宅の健康診断」のことです。

それは、戸建て・マンションを問わず、中古住宅(既存住宅とも言います)の売買時だけでなく、新築住宅の引き渡し前(内覧会、竣工検査)、あるいはご自宅や相続された住宅など、その時点での住宅のコンディションを調査して、問題になりそうな箇所はないかを診断するものです。

N研-中尾-
つまりホームインスペクションは不要ではなく、必要なものです。是非、おすすめ致します。
おすすめ?必要?不要?ホームインスペクションとは一体?

ホームインスペクションは「住まいの健康診断」

実はちょっと混乱気味の「ホームインスペクション」という言葉

最近では、この言葉を知っているという方も少しずつ増えてきました。

N研-中尾-
それは、たとえば中古住宅の購入や売却をお考えの方が、ネットなどで目にされるといったケースが多いかもしれません。

一般の方が中古住宅を売買するとき、その住宅の状態、たとえば劣化状況や改修が望ましい箇所などを見極めるのは難しいでしょう。そうした点を、専門的知識のある人間に調べてもらうということです。

ところが、この「ホームインスペクション」ということば、またそれを行う人(ホームインスペクター)について、現状では、ちょっとした混乱が見られます。

簡潔に言いますと、まず住宅診断を「行う人」について・・・

  1. いわゆる「住宅診断」を行う人(任意ですが、民間資格があります):ホームインスペクター
  2. 改正宅建業法(2018年)で定められた公的資格を持つ人:既存住宅状況調査技術者

大きくこの2つに分けられます。

簡単に言えば、前者が「ホームインスペクション」、後者が「既存住宅状況調査」なのですが、ときどき「既存住宅状況調査(ホームインスペクション)」と言いうような表現がネットにあったりするので、読み手は混乱してしまうかもしれませんね。

そもそも我が国では、住宅を買う場合に住宅診断を行うという歴史が浅く、2000年代に入ってから徐々に普及しはじめて、2008年に「日本ホームインスペクターズ協会(JSHI)」がNPO法人として設立されました。

N研-中尾-
ちなみに、住宅購入時に住宅診断を行うことがほとんど常識となっている米国では、「アメリカホームインスペクターズ協会(ASHI)」の設立は1976年でした。

一方国の側も、ストック社会への移行や空き家問題などを背景として、中古住宅(既存住宅)流通を促進するようになってきました。

その過程で、中古住宅(既存住宅)の売買に際して、住宅の「状況調査」を推奨すべく宅建業法の改正にこの制度が盛り込まれました。

ただし、既存住宅状況調査もまた任意の制度ではあります。


1)の「ホームインスペクション」は、無資格者でも行うことは可能ですが、最近では日本ホームインスペクターズ協会(JSHI)の行う試験に合格し、登録された「公認ホームインスペクター」が主流です。受験には特別な保有資格が不要なので、建築系のほか不動産系その他の幅広い層が登録しています。

2)の「既存住宅状況調査技術者」は、建築士資格保有が前提で、しかも戸建て住宅はおおむねどの建築士でも調査資格がありますが、マンションのような一定規模以上のものは一級資格が必要となります。


N研-中尾-
おそらく、住宅診断の実務を行っている2)の「既存住宅状況調査技術者」の多くは1)の「公認インスペクター」資格も保有しているのではないかと推察します。

そして、両者の大きな違いは、2)の「既存住宅状況調査」では、調査の範囲が、原則として、構造耐力上主要な部分(基礎、壁、柱等)に生じているひび割れや、屋根、外壁等の雨漏り等の劣化事象・不具合事象の状況に限られることです。

1)の「ホームインスペクション」では、本来対象範囲の定めがなく、一般には上記より広くなっています。

また、小屋裏や床下に進入してのやや詳細な調査などをオプションとしている場合もあります。

こうした違いがありますが、診断の実務を行う建築士であれば、多くは上記のいずれも対応可能でしょうから、依頼時に住宅診断の目的を告げればよろしいと思います。

ただし、上記にあるように、マンション規模の住戸の診断(既存住宅状況調査)については、対応できる資格かどうかだけは最初に確認しておくと良いですね。

まずは「お住まいも健康診断を」・・・これが私たちN研(中尾建築研究室)のおすすめ

おすすめ?必要?不要?ホームインスペクションとは一体?

お住まいも健康診断を

N研-中尾-
冒頭で引用させていただいたメールの「人間ドック」のたとえのように、住宅も定期的に「健康診断を」というのが私たちのおすすめです。

 

そして、これは中古住宅(既存住宅)だけのお話しではありません。新築された方から、

建て主にとって、今後の維持管理が一番重要ですね
(N件(中尾建築研究室)ホームページ コラム「『長く住める住宅』について考える」 より)

というご感想をいただきました。

私たちは、こうしたお考えの方が徐々に増えていくことを期待しています。

そして、お住まいの「質」への意識の高いこうした方々を、私たちは微力ながら応援したいと考えています。

ホームインスペクションって「何ですか?」の具体例について

それでは、「住まいの健康診断」の具体例について、です。
今後、このコラムでも取り上げてゆきますが、まずはN件(中尾建築研究室)ホームページをご覧下さい。
よろしくお願いします。

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